コロナショック化において、人々の生活が変化する中、売り上げが伸びた商品が多々ありました。平常時とは違う傾向がみられ、その変化の波は今後の商品戦略にも影響を与えていくと思います。どのような商品が売り上げが伸びたのか20項目上げてみたので見ていきましょう。
目次
1.マスク
マスクは、感染拡大防止のために必要不可欠なアイテムとして需要が急増し、多くの人々がマスクを手に入れるために買い求めたことから、売り上げが伸びました。特に、不足が深刻化した時期には、マスクの入手困難さから転売ヤーによる高額販売が問題化し、社会問題化することもありました。
2.アルコール消毒液
アルコール消毒液は、手軽に手の消毒ができることから、感染症予防対策として需要が高まりました。特に、コロナ禍で手洗いや消毒が強く推奨されるようになり、アルコール消毒液の需要が急増しました。
3.在宅勤務用デスク、椅子
在宅勤務が増加したことで需要が高まったデスクや椅子。家庭での仕事や勉強に適した機能性や快適性を追求した商品が多く、デザイン性にもこだわったものが人気を集めた。
4.ノートパソコン、タブレット
ノートパソコンやタブレットは、在宅勤務やオンライン授業が増加したことで需要が急増しました。多くの人々が自宅での作業や学習に必要なデバイスとして購入したことが、売り上げの伸びにつながりました。また、外出自粛が続いたこともあり、娯楽やコミュニケーションのためにも利用されました。
5.ウェブカメラ、マイク
ウェブ会議やリモートワークで必要とされたウェブカメラやマイクは、自宅での仕事やオンライン授業などで大きな需要があり、急速に売り上げを伸ばしました。
6.オンラインストア運営支援ツール
コロナで売り上げが伸びたオンラインストア運営支援ツールは、ECサイトを運営する企業や個人向けのサービスで、オンラインストアの開設や商品登録、決済や配送管理、マーケティングツールなど、ECサイトを運営する上で必要な機能を提供するものです。在宅勤務や外出自粛によりEC需要が増加したことから、ECサイトの運営支援ツールへの需要も高まりました。
7.オンライン会議ツール
オンライン会議ツールは、リモートワークが増えたことによって、遠隔でのビジネスコミュニケーションが必要となり、需要が高まった商品です。ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどが代表的なツールとして挙げられます。オンラインでの会議や打ち合わせが可能になり、時間や場所にとらわれず効率的なコミュニケーションができるようになったことが売り上げの伸びにつながりました。
8.除菌用品、消臭剤
コロナで売り上げが伸びた除菌用品や消臭剤は、手軽に使用できるスプレータイプやワイプタイプの商品が主流で、家庭やオフィス、公共施設などでの除菌や消臭に広く使われました。また、抗菌・抗ウイルス効果をアピールした商品が多く、消費者の健康志向にも合致しています。
9.スポーツ器具
コロナで売り上げが伸びたスポーツ器具には、自宅でトレーニングができるようになった需要の増加や、外でのスポーツやレジャーが制限されたことで、自宅で楽しめるスポーツが注目されたことが背景にあります。具体的には、ヨガマットやエクササイズバンド、自転車トレーナー、トランポリンなどが挙げられます。
10.自転車
コロナ禍で自粛期間中に外出が制限されたことから、健康維持や趣味として自転車が注目され、需要が急増しました。特に、通勤や通学用の電動自転車が人気となりました。
11.フィットネスアプリ、オンラインジム
コロナで売り上げが伸びたフィットネスアプリやオンラインジムは、ジムやスポーツ施設の閉鎖により自宅でのトレーニング需要が高まったことから人気が急上昇しました。多様なトレーニングプログラムや専門家による指導、オンデマンドで利用できるなど、自宅で手軽にフィットネスを楽しめることが魅力です。
12.鍋、フライパン、調理器具
コロナ禍で在宅時間が増えたことで、家庭内での料理需要が高まり、特に手軽に使える鍋やフライパン、調理器具が人気を集めました。また、家族で食事を楽しむ機会が増えたことも売り上げを押し上げた要因の一つとなりました。
13.冷凍食品、レトルト食品
コロナで売り上げが伸びた冷凍食品やレトルト食品は、外出自粛や在宅勤務により家での食事需要が増加したことから、手軽で長期保存ができる食品として注目されました。また、レストランや飲食店の営業制限により、家庭で本格的な料理を楽しむためにも需要が高まったと考えられます。
14.お風呂セット、バスグッズ
コロナ禍での在宅時間が長くなったことにより、リラックス効果がある入浴タイムの重要性が高まり、バスグッズの需要が増えました。また、手軽に自宅で温泉気分を味わえるお風呂セットも人気があります。
15.ゲームソフト、コンシューマーゲーム機
コロナ禍において、人々が自宅にいる時間が長くなったことで、家庭内での娯楽需要が高まり、ゲームソフトやコンシューマーゲーム機の売り上げが伸びました。また、一部の新型コロナウイルス感染拡大により、外出自粛が求められる地域や期間があり、その際にもゲームが重宝されました。特に、Nintendo Switchは携帯性や家庭内でのマルチプレイに対応しているため、需要が高まりました。
16.テレビ、映画配信サービス
コロナ禍によって外出自粛が求められる中、家で過ごす時間が増えたため、テレビや映画の視聴がより一層重要視されるようになり、テレビや映画配信サービスの需要が増加しました。特に、スポーツイベントやライブイベントの中止によって、スポーツや音楽に興味のある人々がテレビや映画配信サービスに注目するケースも多かったです。
17.宅配サービス
コロナ禍において、外出自粛や在宅勤務が増えたことで需要が高まった宅配サービス。食品や日用品、書籍や家電など多様な商品を自宅に届けてくれるサービスが人気を集めました。また、宅配対応のレストランやカフェ、お酒やスイーツなどが宅配されることで、新しい楽しみ方を提供することもできました。
18.ペットフード、ペット用品
ペットと家にいる時間が長くなり、飼い主がペットの健康管理や遊びに力を入れるようになったため、ペットフードやおもちゃなどの需要が増加しました。また、ペットが新しい家族となった人も増えたため、ペット用品の需要も高まりました。
19.スマートフォン、タブレット用アプリ
コロナで売り上げが伸びたスマートフォン、タブレット用アプリは、在宅勤務やオンライン教育などで需要が高まったリモートワークやオンラインコミュニケーション、エンターテインメント、健康管理などの分野に特化したアプリがあります。例えば、ビデオ会議アプリやチャットアプリ、ストリーミング配信サービス、フィットネスアプリ、ウェルネス管理アプリなどが挙げられます。
20.自宅学習用教材、オンライン学習サービス
自宅学習用教材やオンライン学習サービスは、コロナ禍で学校が休校となったことにより、子供たちの学習需要が高まったことが背景にあります。自宅で学習ができるため、学校に行けない期間でも授業を受けることができ、保護者の間でも需要が高まっています。
20商品(サービス)挙げてみました。
自宅時間を充実させるものが多いですね。ですが、ネットを介したオンラインサービスとそれに付随する機器の伸びも目が離せません。今後はそれらのものが通常の生活にも浸透し、人々の生活スタイルが変わっていくものかと思います。コロナはその傾向のスピードを速めたかもしれませんね。
以上、コロナショックで売り上げが伸びた商品(サービス)でした。
<クレジット>
写真AC 月舟さん