【書籍紹介】投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

「投資で一番大切な20の教え」を読みました。
”極めて稀に見る、実益のある本”とバフェットも大絶賛!!とのことで、ずっと気になっていました。

大不況下でも勝ち続ける為には、何が必要なの??
そんな答えが知りたくて読んでみましたので、要約してみたいと思います!

本書では、世界最大級の資産運用会社の創業者「ハワード・マークス」が、顧客に送り続けたレターから成功する為の投資哲学が記載されております。

「おすすめ銘柄を鵜呑みで買ったけど……」とか、「誰でも簡単オススメ投資手法で失敗……」とか、そんな経験のある方には、真逆の内容が扱われておりますので、違う視点が持てるかもしれません。

で、本書で参考になったポイントをまとめておくと、このような感じになります。
(ちなみに、以下要約は、ざっくりと私の言葉に置き換えながら記載しますので、もっと詳しい内容を知りたいかたはぜひ書籍からお願いします)

全体まとめ

  • まさに書籍タイトル通り、「一番大切なこと」が二十あるということ。
    つまり、投資を成功させるには数多くの独立した要素すべてが重要であり、どれかが欠けるとうまくいかないことがある。

二次的思考をめぐらす

  • 一次的思考は「戦争が始まったから、持ち株を売ろう」という考え、二次的思考とは「戦争が始まり景気見通しが悪いが、ほかの投資家はパニック売りをしている。今が買いのチャンス」という考え方。
  • 投資は科学よりアートの要素が大きい。単純化、機械的なアプローチのみでは、あまり役に立たない。
  • 一次的思考は多数の投資家の考え。二次的思考が出来るのは、ごくわずか。二次的思考は奥が深く複雑、多くの事を考慮する必要がある。
    例えば、「戦争でどのような範囲の出来事が起こりうるか→その中で実際に起きる可能性が高いものはどれか→その予想があたる確率はどうか?→その予測がコンセンサス(企業業績や経済指標に対する市場予想の平均値)とどう違うか→自分の予測またはコンセンサスが的中した場合、その価格はどうなるか?」などなど。
  • 標準よりすぐれたパフォーマンスを出すには、二次的思考つまり「まわりと違っていて、かつ、よりすぐれていること」が必要。
    二次的思考できる人のみリターンが増える。

リスクを理解する

  • リスクを対処するとは、はじめにリスクを理解すること、そしてリスクが高まったことを認識できること、最後にリスクをコントロールすることが大切。
  • リスク定義:リスクとはボラティリティ(一般的に価格変動の度合いを示す言葉)ではない。リスクとは「資金を失う可能性のこと」である。
  • リスクの大きさをどう図るのか?その答えは、ほとんどは「主観的で、見えにくく、定量化できない」ということ。一般の投資家にとってリスクがないことも、一部の投資家(例:機関投資家など)にとってリスクが高いこともある。また一生に一度しか起きないような特異な出来事は定量化しにくい。

その他(更新中・・・)

(その他 現在、挫折中・・・ また、まとまりましたら、更新致します!)


ということで、投資の本質に迫る内容となっていて、個人的には「非常に読みにくい……」と感じました。
普段ニュースなどで目にする「誰でも簡単オススメ投資○○」みたいなものとは違い、いつもと違う脳ミソをフル回転で使っているイメージです。
(何度も挫折しながら、少しずつ読みすすめました…)

ただ個人的には、バフェットも大絶賛したように本書がおもしろい!と感じられる為には、それなりの投資知識・経験が必要だと感じました。
現状の自分のレベルはどうのなのか?その指標として本書を読んでみるのもよいかと思いました。
もし「本書がおもしろい!」と感じられた方、おめでとうございます。ごくわずかな勝ち続ける投資家かもしれませんよ。

本書はハウツー本ではありません。自分自身の持つ投資力に大いなる刺激を与えてくれる内容です。
投資哲学を学び続け、実践し磨きあげることで、「大不況下でも勝ち続ける」ことが出来ると感じました。
ごくわずかな投資家の仲間入りをしたい方へ、「投資で一番大切な20の教え」をぜひどうぞ。

私も、まだまだ、がんばらねば……